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スペイン文学を学ぶ

12世紀中盤から13世紀初頭までに書かれた『わがシッドの歌』はスペイン最古の叙事詩と呼ばれています。スペイン文学においては、特に著名な作家として世界初の近代小説と呼ばれる『ドン・キホーテ』の著者ミゲル・デ・セルバンテスが挙げられます。1492年から1681年までのスペイン黄金世紀の間には、スペインの政治を支配した強固にカトリック的なイデオロギーに文学も影響を受けました。この時代には修道士詩人サン・フアン・デ・ラ・クルスの神秘主義や、ホルヘ・デ・モンテマヨールの『ラ・ディアナの七つの書』(1559)に起源を持つ牧歌小説、マテオ・アレマンの『グスマン・デ・アルファラーチェ』(1599,1602)を頂点とするピカレスク小説、『国王こそ無二の判官』(1635)のロペ・デ・ベガ、『セビーリャの色事師と色の招客』(1625)のティルソ・デ・モリーナなどの演劇が生まれました。

近代に入ると、1898年の米西戦争の敗戦をきっかけに自国の後進性を直視した「98年の世代」と呼ばれる一群の知識人が現れ、哲学者のミゲル・デ・ウナムーノやオルテガ・イ・ガセト、小説家のアンヘル・ガニベ、詩人のフアン・ラモン・ヒメネス(1956年ノーベル文学賞受賞)やアントニオ・マチャードなどが活躍しました。スペイン内戦の時代には内戦中に銃殺された詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカなどが活躍し、内戦後にフランコ独裁体制が成立すると多くの文学者が国外に亡命して創作を続けました。フランコ体制期にはラモン・センデールやカルメン・ラフォレ、フアン・ゴイティソーロ、ミゲル・デリーベスらがスペイン内外で活躍したのです。民主化以後はカミーロ・ホセ・セラが1989年にノーベル文学賞を受賞しています。そして、セルバンテスに因み、1974年にスペイン語圏の優れた作家に対して贈られるセルバンテス賞が創設されました。

スペイン人と仲良くなる方法?

ラテン系を中核とするスペイン人が多数を占めています。一方で統一以前の地方意識が根強く、特にカタルーニャ、バスクなどの住人はスペイン人としてのアイデンティティを否定する傾向にあり、ガリシアやカナリア諸島の住民も前二者に比べると、穏健ではありますが、民族としての意識を強く抱いており、それぞれの地方で大なり小なり独立運動があるようです。一般に「スペイン人」とされる旧カスティーリャ王国圏内の住民の間でも、イスラーム文化の浸透程度や歴史の違いなどから、アラゴン、アンダルシアの住人とその他のスペイン人とでは大きな違いがあり、それぞれの地方で、風俗、文化、習慣が大きく異なっているそうです。近年は、世界屈指の移民受け入れ大国となっていて、不況が深刻化した現在では大きな社会問題となっています。外国人人口は全人口の11%にあたる522万人にも上るそうです。

スペイン人

スペイン人はヨーロッパ南西のイベリア半島の国家スペインの国籍保持者もしくはその住民です。スペイン人という民族グループの成立は、統一の立役者としてスペイン人を自負するカスティーリャ王国の住民と、その過程で失われた国々の住民という対立軸から、今日に至るまでスペイン国民全体を纏める存在にはなり得ていないようです。またスペイン人の間でも、初期からのカスティーリャ王国住民と、後々に併合された国や、レコンキスタが完成するまでの長期間をイスラム圏で過ごしたアンダルシア地方の住民とで、文化的な対立が存在しています。

カスティーリャ人

カスティーリャ人は、イベリア半島中北部に居住する民族で、カスティーリャ民族に帰属すると考えている人とカスティーリャ語を母語とする人たちです。スペインの建国はカスティーリャ人の王国によって果たされました。従ってスペイン人という概念は実質、カスティーリャ文化に異民族を同化させることと同義だったそうです。しかし異民族は無論のこと、当のカスティーリャ人にも余所者を含む「スペイン人」という概念に帰属心を持たない人々がおり、彼らは自分たちを依然としてカスティーリャ人であると考えているようです。

カタルーニャ人

カタルーニャ人は、インド・ヨーロッパ語族に属する民族で、イベリア半島のカタルーニャ地方に分布しています。カタラン人、カタロニア人とも呼ばれ、カタルーニャ民族に帰属すると考えている人、カタルーニャ語を母語とする人たちです。カタルーニャ人が最も多く暮らすのは、スペイン、カタルーニャ自治州です。少なくとも10万人あまりのカタルーニャ語話者が、フランス国内のカタルーニャ語圏にいます。スペイン帝国時代、スペイン内戦期にアメリカ大陸へ移住したカタルーニャ人の数は不明です。カタルーニャ人が最も集中しているのは、メキシコ、アルゼンチン、キューバ、プエルトリコなど。

バスク人

バスク人は、系統不明の民族で、イベリア半島のバスク地方に分布しています。バスク民族に帰属すると考えている人、バスク語を母語とする人たちです。古代の時点でローマから自治を許され、中世から近世にはバスク人の王の末裔達がイベリアの並み居る王家を継承するなど権勢を誇っていました。バスク人は中世より漁師として大西洋へタラ漁や捕鯨に繰り出し、大航海時代には多数の航海者やコンキスタドールを輩出し、南北アメリカ大陸に多くの移民を送り出したのです。

スペイン旅行にオススメの時期

スペイン本土は高原や山地に覆われています。高地からはいくつかの主要な河川(タホ川、エブロ川、ドゥエロ川、グアディアナ川、グアダルキビール川)が流れています。沖積平野は沿岸部に見られ、最大のものはアンダルシア州のグアダルキビール川の平野です。東部の海岸にも中規模な河川(セグラ川、フカール川、トゥリア川)による平野が見られます。南部と東部は地中海に面し、バレアレス諸島が東部の海岸沖にあります。北と西は大西洋に面し、北部で面している海域はカンタブリア海(ビスケー湾)と呼ばれています。カナリア諸島はアフリカ大陸の大西洋沖にあります。

スペインの気候は典型的な地中海性気候ですが、夏の日中は暑く、高緯度のため夏場は22時頃まで陽が沈むことがありません。年中暖かいイメージがあるスペインですが、実はしっかりと四季のある国なのです。マドリードやトレドなどの中央部は夏が暑く、冬は寒さが厳しい大陸性気候、バルセロナなどのカタルーニャ地方から南部のアンダルシアは、温暖で過ごしやすい地中海性気候となります。地域によって寒暖の差が激しいので、重ね着できる洋服を持っていくのがおすすめです。観光に適しているのは暑過ぎない春か秋。オフシーズンは11月~2月頃で、料金を抑えたい方にはオススメの時期となります。